A.着物の丸洗いとは、石油系の溶剤で洗いますので(ドライクリーニング)、水性のものである汗は落とすことができません。別に汗抜きの作業が必要になります。
A.丸洗いは、ドライクリーニングで衿、袖口、裾などの着用汚れを落とします。
しみぬきは、しみの種類によって使う洗剤や薬品を使い分け、ポイント的に処理をしていきます。
A.薬品を使い、黄ばみを抜くことで完全ではありませんが薄くすることはできます。
広範囲にわたって茶色くなっている場合は、裏地を取り替えられる方が良いです(仕立て上がったまま取り替えることができます)。
裏地のシミが表地にうつることもありますので、早めに処置されることをおすすめします。
A.カビが出ている状態だと思われます。
保管場所の湿度が高い状態ですと、お着物についている糊分や、加工剤などに発生することがあります。
そのままにしておかれると、カビが変色してしまいますので、洗い張り、シミ抜き、仕立て替えか、丸洗い、シミ抜き、保存パックのどちらかをおすすめ致します。
A.水で落とすときにこすってしまわれましたか?
拝見しないとわかりませんが、水分を含んだものでこすると生地の糸が切れ傷になり、白っぽく見えるようになります。
傷になっているので完全には直りませんが、生地によってはかなり目立たなくすることはできます。
A.シミが時間が経ち、酸化して変色した状態になっています。薬品でシミを抜き、色捌けをすればかなり目立たなくなるものが多いのですが、シミの濃さ、生地の色などによって異なるので、一度お見せ下さい。
A.シミの状態や数により日数が変わりますので、一度お見せ頂き、ご着用の予定日をお知らせ下さい。
A.基本的にはご自分ではさわらずに、専門店にお任せ頂く方が安全です。
液体のものでしたら、ティッシュかハンカチでそっと押さえて水分を取るぐらいが良いと思います(こすると生地が傷になってしまうので絶対にこすらないで下さい)。
ガード加工をされていれば、シミがつきにくくなるので安心だと思います。
A.ハンガーにかけ、陰干しをして早めに専門店にお出し下さい。
ガード加工をされておけば、雨をはじいてくれますので、雨の日でも安心です。
A.実際に拝見させていただかないとはっきりとしたことは申し上げられませんが、日光や電灯によるヤケの可能性があります。色や程度によりますが、ある程度目立たなくすることが出来ますので、一度拝見させて下さい。
A.年に2、3回春や秋のよく晴れて乾燥した日に陰干しをしていただくのが一番良い方法ですが、できない場合は、保存袋に入れておく方法もあります。
A.紙によっては紙自体が変色しますのではずす方が良いのですが、当社で入れさせていただいている紙は変色しませんのでそのままおしまい下さい。
A.たとう紙ごとたんすにしまわれて大丈夫です。
A.着用後は陰干しをして、水分を飛ばしてからたたみ、たたむ際に汚れやシミをチェックして、早めに専門店でお手入れをされてからしまうことをおすすめします。
A.仕立て上がっているお着物をほどき、反物状(一枚の布)にして、水の中に漬け、洗います(黄色く変色したシミ、色ヤケなどは残りますので別にシミ抜き、色捌けが必要になります)。
寸法が複数箇所変わられる場合(仕立て替え)、カビが出ている等の時にする作業です。
A.袖の丈ならば袖底に、幅ならば袖付けに縫い込んである長さが足りる分だけは長くすることができます。